2009年01月27日

バクマン、その他

バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)
大場 つぐみ
集英社
おすすめ度の平均: 3.5
1 「権限をください」?
5 この巻はただの前振り
1 期待が大きかっただけに…
5 女性蔑視(笑)
1 正直微妙


今週のジャンプ、バクマンがおもしろかったです。
徐々にギアが入ってきたようで。

まさかこういう展開になるとは思わなかったです。

・サイコー・シュージンのコンビにビミョーな空気
・サイコー、エイジのアシに
・新ライバル福田さん登場
・中井さん涙目
・エイジは亜城木ラブ
・福田さん、エイジの漫画ダメだし
・三人でダメだし会議
・三人で協力して漫画製作

これだけの展開を一話でやるというのも強烈ですが、批評家タイプの福田さんによる露骨な才能批判と、最後の三人で協力という形に大いに驚きました。

「凄いと面白いは違う」
「うったえるものがない、ただカッコいいだけ」

うーん。
分野は違いますが、仕事をしている社会人の心にはグサグサ刺さってきますね。
そうです。どれだけ技巧を凝らして作っても、評価されないと意味ないんすよ、世の中。
売れないと意味ないんすよ、世の中。

実際、プロである場合、この「読者」を意識する姿勢は非常に大事であると思います。
エイジは全く読者を見ていませんから、福田さんの言うようにそのうち絶対飽きられるでしょう。
サイコー・シュージンも、読者を見てるようでいて「売れたい」という気持ちが先に立っている(サイコーに至っては売れることが前提の人生プラン)ので、読者を騙すことしか今は考えられてないように思います。
「読者におもしろい漫画を提供する」という姿勢ではないですよね?

なので、シュージンはあそこまで悩んでいるのかなあという感じですね。
計画でおもしろいものを描くにしても、「こういうものを読んで欲しい」と読者に主張出来るような、核となるメッセージやキャラが決まらないと作品が締まらないと思うんですよね。
特にシュージンは、「この世は金と知恵」での露骨な社会批判の部分でスラスラ筆が進むようなタイプみたいですし。
王道漫画を考えてるときの彼は、そういうメッセージ的な部分が全然出なかったのがマズいように思えました。
シュージンの復活は、王道漫画として自分から描きたいと思えるメッセージ(あるいはキャラ)が見出せるかどうかに関わってきそうかな?

しかし、福田さんは良いかませ犬ですね。
毒舌で批評家、知識もあるし実力もあるという嫌味なタイプですが、エイジとサイコーのワールドにノせられてるようではまだまだといった感じ。
けど、手塚賞二回も入選して連載できないって、漫画家は厳しすぎませんか?

三人での協力は、かなり期待ですね。
まあ、すぐに良い結果になるとも思えませんが、絵描きではなく作家としてほとんど広がりのなかったサイコーの経験値が大幅に増えるような気がします。
特に、批評家の福田さんの意見はかなり参考になりそう。
一時的なものだと思ってたけど、このままだと本格的にシュージンと亀裂入りそうかな?

しかし、シュージンはいますぐこの仕事場に来た方が良いですよね。
この三人を登場人物にしてバトル漫画描いたらすごいおもしろくなると思いますが。


他、ついでに最近読んだ漫画の列挙。

SOIL 8 (BEAM COMIX)
SOIL 8 (BEAM COMIX)
posted with amazlet at 09.01.27
カネコ アツシ
エンターブレイン
おすすめ度の平均: 4.0
4 どうなっちゃうの?


一気に八巻まで読んでみました。
終始、グロい漫画という感想です。
ウンコとゲロをリアルな絵で見せられるとホントにキモいっす。
物語は、オカルト要素が強すぎてなんとも言えません。
これでもう少しリアルな犯人の影が見えれば、もっと謎解きに興味が出るのになあ。




戦国武将のことなんて全く知らん私が楽しめたので、多分誰でもおもしろいと思うのでは。
直江兼続のウザさと真田信之の哀愁を笑う漫画です。
伊達政宗のネタはしつこすぎますが。


百舌谷さん逆上する 2 (2) (アフタヌーンKC)
篠房 六郎
講談社
おすすめ度の平均: 5.0
5 刮目して見よ!
5 2巻になってからいきなり面白くなった。


相変わらず台詞の密度が濃すぎる上に、嫌な現実や心の病なお話しが過激すぎてツンデレなキャラに全く萌えられません。
しかも今回はショタキャラと腐女子まで登場したというのに、ただただイタイタしさが増しただけです。
笑えないギャグキャラを作らせれば最強な漫画家ですよね、この人。

二巻になって非常に読みやすくなってますが、これはお話しが主人公二人とその周辺に絞られたからですかね。




「この阿鼻谷が地獄の延長戦に招待しよう!」
戦闘ヘリで蜂の巣にする行為のどこにギャンブルが…?

ついに謎の寮監アビーの過去が暴露されました。
美青年だったとか、天才数学者だったとか、意外な事実てんこ盛りでしたが、全く行動に同情の余地がないイカレっぷりなので爆笑してしまいました。
どこが可哀想な青年やねん。


まりあ・ほりっく 4 (4) (MFコミックス アライブシリーズ)
遠藤 海成
メディアファクトリー
おすすめ度の平均: 3.0
5 まりゃまぁ
3 読み手を選ぶ作品かなと・・・
2 これは何マンガですか?
2 表紙の方は数コマしか出てきません(笑)


アニメ化ついでに。
正直、勢いは素晴らしいのですが、別に女装男子萌え以上の何かはないかなあといった漫画です。
あと、主人公のデカレズ女というのは新しいかな? けど、別におもしろいかというと……
なんというか、物語が不条理過ぎていまいちしっくりこないんですよね。
「何が言いたいの?」、「なんなの?」というお話しが多いです。
キャラは楽しいので、確かにそれだけで読めはするんですが。
しかし、これ以上何か展開するお話しがあるんかな?


以上、ではでは。
posted by s15 at 01:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バクマンは中井さんの気持ちがよくわかります。
自分なりには一生懸命やってきていると思っているのに周りは自分よりはるかに進んだことをやっている……
それに気がついた時の焦りと絶望感はとても共鳴できます。

殿と一緒。
戦国武将マニアの僕が読むととても面白そうな気がします。今度書店で探そうっと
Posted by シュウ at 2009年01月31日 00:44
バクマンのコミックスのおまけのネームがもろにガモウひろしだったので、違和感というか、すごく不思議な感じでした。
ラッキーマンの絵柄でバクマンやってたらシュールな作品になっていたような気がします(先入観の問題かもしれませんが)。

Posted by kaCii at 2009年02月08日 12:41
>ラッキーマンの絵柄でバクマンやってたらシュールな作品になっていた

サイコーの純愛が完全にギャグになってたでしょうね。
シリアスなイタさは、小畑氏の絵柄じゃないと作れない気がします。

>中井さんの気持ち

どう消化するのか見物だったんですが、先週の感じだとサラっと流されそう………?
現実の漫画界では、中井さんのような人で溢れているのでしょうかね。
残酷な世界だ。
Posted by s15@管理人 at 2009年02月08日 16:47
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